BPAの恐ろしさ!BPAフリーな生活を選ぼう
こんにちは!38gです
前回、竹製の歯ブラシを紹介した際、こんなワードが出てきました。
それは…「BPA」。
実は私もこの単語は初めて聞いたので、正直一体何の事だろうと思っていました。
そこで、記事を書くために調べてみると、BPAはプラスチックの中でも有害性があることがわかったのです。
(プラスチックゴミが環境にもたらす影響については、こちらの記事を参照して見てくださいね。→https://38gjamima.hatenablog.com/entry/2020/04/12/075852 )
今回は、そんな「BPA」についてお話したいと思います。
目次
★そもそもBPAって何?
BPAとは 「ビスフェノールA(Bisphenol A)」という化学物質です。
プラスチックの原料として、さまざまなプラスチックの合成に使われています。日用品でいえば、発砲スチロール容器や哺乳瓶、缶詰や飲料缶などに原料として混入されていることがあります。
もし、BPAが容器から溶け出してしまうと、飲食物とともにBPAが体内に取り込まれる可能性が十分ありますね。
BPAは、エストロゲン*1というホルモンの作用を模倣する働きがあるそうです。
動物実験では、すでに神経系の発達、ホルモン、生殖、心臓、呼吸器などに何らかの影響があらわれることが報告されています。
★BPAが人体に及ぼす影響
フランス食品衛生安全庁は、妊娠している人がBPAを原料とする食器や容器を使うことで、胎児にもリスクが生じると発表しています。
ほかにも、肥満、前立腺癌、乳腺癌、思春期の低年齢化、生殖器官の異常にも影響するとのデータがあります。
さらにBPAは、うつ病、気分障害、学習障害、呼吸器障害、子供のADHD(注意欠陥・多動性障害)、糖尿病にも関連があると言われています。
★BPAフリーに暮らすには
- 食品の保存は、陶器やガラスを使う
- 瓶詰めの調味料や食用油を購入する
- プラスチック材質が直接触れている食品、食材は購入しない
- プラスチック容器を使って食品を加熱しない
- 肉や魚は購入後、速やかに別の器に移す
- 乳児が口に入れるものはプラスチック製にしない(おもちゃを含め)
★BPAフリーの製品
コーヒーマグ
お弁当箱
食品保存容器
まとめ
いかがでしたか?
我々の生活に広く存在するプラスチック。それにも様々な種類があり、特にBPAには有害性があることがわかりました。
ヨーロッパやカナダでは使用禁止の指定がされているBPA原料のプラスチックは、現状日本では禁止には至っていません。
個人個人が気をつけていく必要がありますね。
プラスチックに完全に頼らない生活は不可能に近いですが、せめて口内や体内に直接入るものに関しては、気を配る必要がありそうです。
皆さんも、ぜひ意識して見てくださいね。
参照
BPAについて
●https://www.hospita.jp/medicalnews/20170221j/
●【毒物学】「BPAフリー」プラスチックの健康影響評価 | Nature Communications | Nature Research
エストロゲンについて
●子宮体がんとは(症状・原因・治療など)|ドクターズ・ファイル