環境フットプリントって一体なに?環境を守るためのツール?!
こんにちは!38gです。
何記事か前に、THE BODY SHOPのことを書いたのですが、実はそこで気になる単語が出ていました。
それは、「環境フットプリント」という言葉。
皆さんは聞き覚えはありますか?
私は恥ずかしながら、そこで初めて知りました。
今回は、その「環境フットプリント」について、環境問題にも触れながらまとめていきたいと思います。
もくじ
環境フットプリントとは
これは、人類が地球環境に与えている「負荷」の大きさを測る指標です。
たとえば、森の木々や海の魚を過剰に利用したり、温暖化の原因になる二酸化炭素を多く排出すれば、それは地球環境を傷つけ、余計な負荷をかけることになります。
「エコロジカル・フットプリント」は、そのさまざまな負荷の大きさを、世界のいろいろなデータを基に計算し、「数値」で示したもの。
※環境フットプリント=エコロジカルフットプリントです。
簡単に言えば環境フットプリントを設定すると、「私達が資源を利用することで環境への負担がこんなにかかっているよ〜」というのが分かりやすいですね。
また、環境保全活動をするときに、環境の負荷を数値化しておくと、「どれだけ環境の負担が減って、改善したかなあ〜?」という比較を明確にできますね。
この環境フットプリントは、環境保全のNGO団体、国や企業などで指標に用いられています。
また、学校などでの啓発にも使われています。
国と環境フットプリント
国や地方自治体などは、環境フットプリントを環境保全の検討や評価として用いることができます。
生産などの需要が、環境が配給できる容量の範囲内に収まっているかを、検討・評価するのですね。
日本でもすでに活用されており、第四次環境基本計画のなかで総合的環境指標として用いられています。
企業と環境フットプリント
企業が何かを生産するときに、必ず資源やエネルギーは必要となりますし、二酸化炭素なども発生します。そのため、企業がなるべく環境への負担をかけずに商品を調達、製造、包装、流通していくことは環境保全にとって、とても重要なことです。
それはすでに企業の中でも意識が高まっているようで、環境への配慮を行う取り組みは色々なところでされています。
その中でも特に、二酸化炭素排出量を削減する取り組みに注目しましょう。
環境フットプリントの中でも、二酸化炭素排出量が環境に与える負荷を数値化したものを「カーボンフットプリント」といいます。
地球温暖化って、昔から環境問題の話をするときによく出てきますよね。
温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出すると、オゾン層にダメージを与え、結果、温暖化を加速させてしまいます。
カーボンフットプリントによって、環境への負荷を「見える化」し、二酸化炭素排出量の削減を目指していく工夫が必要ですね。
例えば、太陽光発電を用いるとか、調達や流通、販売の全ての流れで省エネを心がけるとか、再生可能な資源やエネルギーを使うとか。
企業によって様々ですが、このような取り組みがされています。
私たちと環境フットプリント
実は、環境フットプリントは、国や企業だけにとどまらず、私たち個人にも適用できます。
私たちが普段、どれだけの電気、ガス、エネルギー、資源などを使っているかというのも、環境プリントで算出することができるんですよ。
面白いホームページがありました。
私たちの暮らしに対して、地球はどれほどの負荷を負っているのか。
私たちの生活(需要)は、地球の資源(供給)と比べてどのくらいのものなのか。
それを、あなたの生活を「地球◯個分」という形でわかりやすく示しています。
ちなみに、私もやってみました。
私と同じ生活を、地球の人みんなが過ごそうと思ったら、地球1.3個分が必要なのだそうです。
1個を超えたら需要の超過ですから、まだまだ地球に優しい配慮が必要みたい。
では、地球のために私たちが個人レベルでできることを考えてみましょう。
私たちにできること
例えば…。
- 交通機関や車をなるべく使わず、徒歩や自転車で移動する。
- 必要以上の電気やガスなどを使わない。こまめに電源を切って節約する。
- 必要以上の消費をしない。
- ゴミがなるべく出ないように心がける。
- ものを大切に使う。
- 水を大切に使う。
- 環境に優しい企業から物を買う。
ちょっと考えただけでも、これぐらいできることがありました。
取り組みやすいことから、レッツトラーイ♩
まとめ
いかがでしたか?
ちょっと難しい単語ですが、「環境フットプリント」とは、要するに我々の生活が地球にどれほどの影響を与えているかが分かりやすくなるツールです。
国、企業、そして個人レベルで活用できるのがいいですね。
個人でもエネルギーや資源を大切に使う工夫はできますから、ぜひ、一度自分には何ができるかを考えてみてください!
資源は無限に採取できるものではありません。
わたしたちがずっとこの地球で生きていくために、ひとりひとりが持続可能な生活を目指していきましょう♩