絵本を読んで心がほっこり♩感動するお話3選
こんにちは!38gです。
最近は絵本は子どもだけでなく大人にとっても心を癒すためのコンテンツとしてよく読まれていますよね。
こんな時世なので、心がお疲れの方もいらっしゃることでしょう。
そんなときには、やさしい絵本に触れて、ホッと一息ついてみませんか。
今回は大人が読むにもおすすめの、心温まる絵本をご紹介したいと思います。
もくじ
おこだでませんように
作/くすのきしげのり
絵/石井聖岳
あらすじ
主人公の「ぼく」は、家でも学校でもよく怒られてしまう男の子。
妹と遊んでいたのに、宿題をしなさいと言われてしまったりして、「ぼく」の言い分は聞いてもらえません。
七夕のとき、「ぼく」は短冊に願いを書きます。その願いは、「おこだでませんように(おこられませんように)」。
「ぼく」の願いをみた先生やお母さんは…?
誰だって、一方的に怒られるのはイヤですよね。「ぼく」はうまく口にすることのできない願いを短冊に託しました。
子どもの心に耳を傾けることの大切さや、親子の温もりを感じられる本です。
大きな木
作・絵/シェル・シルバスタイン
あらすじ
りんごの木はかわいいぼうやと仲良しです。
彼も木が大好きで、木は幸せでした。
やがてちびっこだったぼうやは、成長し、段々と木に会いに来なくなってきます。
ある日、彼が木のところへやってきました。
お金がほしいと言う彼に、木はりんごの実をあげました。
さらに時が経つと、家を欲しがり、木はその枝を与えます。
ぼうやの成長と共に、言われるままに全てを与えてあげる木。
最後には切り株になってしまうのですが、それでも木は幸せなのです。どうして最後まで木は幸せなのか、絵本を実際にみてみてくださいね。
愛情というのは、いろんな形がありますが、この木のように献身・自己犠牲の愛情はなんと美しく悲しく、優しいのだろうと思います。
なかなか、そういう行動って難しいですよね。強要されるものでもないし。美しいけれど自分自身がボロボロになってしまうなら、馬鹿馬鹿しいな、折り合いをつけられないのかな、という気持ちも正直にいえばあります。
そんなことも気にならない程に、木はぼうやのことが大好きなんですね。
この話が献身だけで終わると、あまりに木がかわいそうで、悲しい話ですが…?
まあ、最後まで読んでみてください。笑
どうぞのいす
作/香山 美子
絵/柿本 幸造
あらすじ
うさぎさんが小さないすをつくりました。
そのいすをみんなに座ってもらおうと、「どうぞのいす」というたてふだといっしょに大きな木の下に置きます。
ろばさんがやってきました。持っていたどんぐりをいすに置き、木の下でお昼寝してしまいます。すると、つぎつぎに動物たちがやってきます。どんぐりを「どうぞならば」と食べてしまい、かわりにもっていたはちみつと交換。
次の動物は、はちみつをいただいてかわりに交換。交換…。
さて、ろばさんが目を覚ましたとき、いすの上にあったのものはなんでしょう?
「どうぞ」という言葉をかんちがいしてしまう動物たちがとってもかわいいですし、ただもらうだけでは申し訳ないから、と自分の持ち物を次々交換していくところもおもしろいですね。
「どうぞ」っていう言葉が、それ自体やさしい言葉なのだと思います。
お先にどうぞ、どうぞよろしく、これをどうぞ。
相手を思いやるときに使うことが多いですよね。
動物たちも、ちゃっかり「どうぞのいす」の品物をもらっておきながらも、他人への優しさも忘れないステキな心を持っています。
さりげない優しさや温かい繋がりにほっこりとしますよ。
まとめ
いかがでしたか?
絵本の中には作者の伝えたいこと、思い、願い、優しさなどがたくさん込められています。それは、未来を担うこどもへの愛情ですよね。
だから、その気持ちをこめられた媒体である絵本に触れると、私たちも心癒されるのだろうなと思います。
「おこだでませんように」の絵本みたいに、大人になった今だからこそ気づかされることもたくさんありますよ。
ぜひ、1度子どもに戻った気分で、やさしい絵本に触れてみてくださいね。
それでは!